2021年11月2日火曜日

水分計とは?~様々な現場で重要となっている水分量、含水量管理~

 こんにちは、りょうざい屋スタッフです。


本日はりょうざい屋でも取り扱っております「水分計」について書きたいと思います。


様々な現場で重要となっている水分量、含水量管理。

その含水率を管理するために行うのが含水率測定です。

そもそも含水率測定って何?水分計とは?


■含水率測定とは?

含水率測定とは、物質内に含まれる水分量を計測することです。

木材を扱う現場でよく行われています。またコンクリートなどの建材を扱う現場でも材料の含水率管理は非常に重要となっています。


木材の含水率測定の際には、全乾法による測定と木材水分計による測定が行われています。

木材水分計による測定では手軽かつ効率的に含水率測定ができますが、

測定機器の特性等によって偏った表示をする場合がありますので、

定期的に全乾法によるチェックを行い、水分計の特性を把握しておくことが重要となっています。


■全乾法による測定

木材のすべての水分を飛ばし、その重量差から含水率を導き出す方法です。

重量の測定A⇒105℃の恒温器内に入れて水分を全て出す⇒重量の測定B

Bの重量/Aの重量-B重量×100=全乾法含水率(%)


■木材水分計による測定

■木材水分計とは?

水分計は木材やコンクリート、モルタルなどの建材、穀物や紙など、

様々なものの水分量を測定するための機器です。

木材水分計はその中の木材に特化した水分計です(一部建材も測定可能なものが多い)

水分量はこうした素材の品質管理に大きく影響をしています。

水分計の種類としては以下のようなものがあげられます。

①高周波式水分計

 一般に使われている携帯型の水分計はこのタイプである

 物質、特に絶縁体を高い周波数の電界中におくと、電気を帯びるようになる(誘電率)

 含水率約25~120%の範囲では、含水率と誘電率はほぼ直線関係にある



②電気抵抗式水分計

 木材やコンクリートは絶縁体 ⇒ 水を含むと若干の電気を通すようになる

 ・含水率30%(繊維飽和点)までは正確である

 ・針を打ち込み、その間の電気抵抗を計る

 ・材温によって電気抵抗が変化する



③マイクロ波透過式水分計

 木材中を透過するマイクロ波(電波 高周波より周波数が高い 約1,000倍)の減退を測定する

 ・比重の影響を受ける⇒補正が必要

 ・25%以下で測定可能

 ・設置型


本日は「水分計」について書かせていただきました。


最後までお読みいただきありがとうございました。 


#水分計 #りょうざい屋 #計測器


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